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為替で貧乏生活 -New York 出張の裏側-

New Yorkを5年ぶりに訪れて感じたこと

2019年に資格勉強で休みをもらうということで、アメリカを出国(追放されて)してから、いつの間にか5-6年と月日が経ってしまいました。
この間、私の人生も激動のごとく変化し、気づけば日本に戻り、気づけば秋田に戻り、気づけば会社を設立していました。
2024年の11月に、仕事の関係もあり、やっとNY出張に行ってまいりました。
まさにMarketのUpdateといった感じです。

 

詳細はYouTubeをご覧いただければと思うが、ここではせっかくこの記事を読んでくださっている読者の方向けに、動画ではどうしても言えなかったことを書いていきます。
(この記事もきっと、こそこそと母が見ていると思うので、書きたいことをかけず、本当に嫌気がさすので、やめて頂きたいと切に祈る。人の嫌がることをなぜするのか、いまだに理解に苦しむばかりである。)

この街は、異常だ。

過去にマンハッタンを訪れたことがある方であれば、きっと納得してもらえるであろう。
この街は、異常なのである。
何度行っても、何度JFKに到着しても、過去に住んでいても、住んでいる時も、マンハッタンは特殊で、心がドキドキする。
東京に戻ってもこの高揚感はない。
マンハッタンだからだ。
5年ぶりに踏んだ New Yorkの地。
ミーハーとでも、アメリカマウントでも、英語マウントでも、なんとでも言ってくれていい。
それでもやっぱりマンハッタンは良い。

物価の高さに尻餅をつく

私が行った時は、ちょうど1ドル157~158円くらいだったかと記憶している。
全てクレジットカードともいかず、念の為3万くらいをドルに戻すわけだが、戻ってくるのは激減したドル紙幣。
なぜか1ドル=100円付近だったころと勝手に比較をしてしまい、あーーーとなる。
よく、為替を考えてたらキリないよとか、当たり前じゃんとかコメントしてくる人がいるが
そんな方々はみんな億り人、または会社の金で痛くないのだろう。
いよいよここまで日本も衰退したものかと実感する瞬間であった。
マンハッタン内で、外食をすると3000円ではファーストフード、フランチャイズ店ばかりである。
ランチ1000円以内といった幻想の甘い世界で生きていると、現実に戻った時の衝撃がすごい。
あー、これが2024年なのかと思い知らされた瞬間でもあった。
もはや、日本は貧民国。アメリカは出稼ぎに行く場所と実感させられる。
別に日本が悪いとか、日本経済がどーのこーのと大義名分を掲げるつもりもないし
ただただこれが現実と受け止めるばかりである。
普通の出張生活をしたい。これが現在の米国なのである。

行った後の仕事のモチベが違う

今回の出張は、昨年ご契約となった建物の現地視察と、マーケットUpdate、そして最新物件の見学、治安の調査などであった。
色々な新しい建物ができ、日々発展を続ける街、それがマンハッタンなのである。
そして、日々の街、人々のエネルギーが半端ない。これは、10年前も20年前から、全く変わらない。
よく刺激的な街だと言われるが、まさに言葉通りだ。
自分より何万倍も活躍している人たち、何億倍も稼いでいる人たち、そんな集合体。
上を見ると青天井。挑戦しつづけたくなる、そんな街である。

次々と新しい建物が建てられ、それも日本では見たことのないような建築デザインなのが、また素晴らしい。
新築不動産の現地案内をしていると、必ず建築家、デザイナーの名前がセールスオフィスの担当より説明が入る。
Rafael Viñoly, Robert A.M. Stern architects, Frank Gehry, Zaha Hadid といった超有名どころが名を連ねる。
Rafael Viñoly の 432 Park Avenue は、賛否両論があるが、私は無駄のない、シンプルなデザインで
マンハッタンの中でも強く印象に残っている建物の一つである。

なぜ好きなのか?
東京時代に住んだ、MORIMOTOの賃貸マンション。
イプセ大塚。(Good デザイン賞 2006年)
まさに、これの神互換だからだ。
是非、不動産、デザイン、建築に興味のある方は、死ぬまでに一度マンハッタンを訪れてほしい。

いずれにせよ、モチベーションが上がったことは間違いない。
会社名に恥じないように、目標に向かって、今年も1歩1歩近づこうと初心に帰れた。
そのためには、まずは2025年に2024年を超える。そして、NoMad不動産らしい戦い方をする。

イプセ大塚
イプセ大塚

左写真が、東京時代に住んだ
豊島区南大塚にある「イプセ大塚」という賃貸マンションである。
現在は、カスタリア大塚とマンション名が変わっているが
当時、この外観を見た時は本当に痺れたのを覚えている。
また、チャンスがあれば住んでみたいマンションである。