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【カナダトロント 不動産業でいきなり独立!?】不動産鑑定士・海外不動産・カナダ

今回のYoutubeチャンネルは海外不動産ネタです!!

【カナダトロント 不動産業でいきなり独立!?】不動産鑑定士・海外不動産・カナダ

でございます!

おいおい、Kaichiさん、海外でいきなり独立ですか!?
それ、絶対無理でしょ!と思われた方たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなんです。
私も、全くこんなことになるとは思っていなかったのですが、流れで独立といいますか、給与の補償の無い、フルコミッション制で働くことになった時の話を今日はしていきたいと思います。

本動画の中では、

  1. なんで、フルコミッション制で働くことになったのか?
  2. 実際、フルコミッション制で働いてみて、生きていけたか?
  3. 今だから話せる面白エピソード

というテーマでまとめております!

関連動画で、【海外不動産・不動産鑑定士・マンハッタン】ニューヨークの不動産屋で働いていた時の話
という動画も収録しておりますので、海外不動産に興味のある方は是非ご覧ください。
ブログはこちらをクリックください。

【1】.  なんで、フルコミッション制で働くことになったのか?

まず、大前提として、日本の不動産業界の給料システムが、カナダ、アメリアとかなり違うんです。

日本では、不動産会社に就職して、毎月20万、30万の固定給があって、ノルマみたいのがあってというのが一般的ですよね。
数字出せないと、上司に詰められて、みたいのが多いと思うんですが、カナダ、アメリカの不動産業界は、多くの人がFull Commison 制
つまり、毎月の給与補償がないタイプで働かれてる方が多いです。

不動産会社に勤めるといっても、カナダのトロントですと、有名なのが、Remax, Century 21, Keller Williams
アメリカのニューヨークですと、Douglas Elliman, Core NYC, Brown Harris Stevens, Cocoran, Compass
そして、 Million Dollar Listing New York のTop Star Ryan SerhantのBrokerage 、その名も Serhant. などが有名です。

当然、固定給のポジションなどもあるかと思いますが、これらの会社の中に、チームがたくさんあって、それぞれが出来高制で勤務しているというのが実情です。
契約が取れないと、給料がゼロ、ただし、契約をとれると、固定給以上に稼げるという完全なる実力社会です。
なので、ほぼ独立したのと変わらない感じなんです。

私が、トロントで、不動産ライセンスを取得している時に、いろいろとリサーチをしておりました。
すると、みなさん、このフルコミッション制で働かれていて、私も本当に不安しかなかったのです。
しかしながら、人生一回、もうやるしかないという気持ちで、このフルコミッション制にチャレンジしてみました。
ここで、私は、自分の恩師 Mentor に出会い、その方のチームに入れてもらったことで
本当にどうやってゼロからお金を稼ぐのかという、不動産仲介業の本質を学びました。
この経験は、今でも私のコアといいますか、人生を大きく左右した経験ですし、今でも恩師には、心から感謝してます。
かんじさん、今度トロント行くので、チリチキン食べましょう!

ちなみに、私はCentury21というBrokerageだったのですが、このCentruy21という看板を使う代わりに、使用料を払わないといけないんですね。
Century 21 Percy Fulton
https://www.c21.ca/directory/offices/percy-fulton-ltd-brokerage 

  • 毎月一定の固定額を支払う つまり フランチャイズ費用みたいな位置付けですかね。
  • もう一個のプランが、稼いだ仲介手数料から、毎回30%引かれるというプランでした。

私は、お金もそんなになかったので、稼いだ仲介手数料から30%が引かれるというプランにして働いてました。
その代わり、オフィスを24H使えますし、オフィスマネジャーの指導を受けることができます。

英語力もそこまで高くなかったので、固定給で稼げる、例えば、管理会社ですとか、日系の不動産会社とか、外国人である私を受け入れてくれる場所もあったかと思うんですが
やはりせっかくトロントにいるので、どこまでできるか挑戦してみたいという気持ちが強くて、人生で初めて、なんの保証もないフルコミッション制で働くこととなったので。
雲行きがあやしいですね!では、次の話題いってみましょう!

【2】.実際、フルコミッション制で働いてみて、生きていけたか?

これは、ですが。結論からいくと、最初の3ヶ月ぐらいは収入が全くなかったです。そんなに世の中甘くないですねーー。
英語力もそれほどない、外国人の私が、いきなり稼げるほど甘い世界でないということを、すぐに気づかされます。
そこで、ポンコツの頭で考えた結果、とりあえず生きていかないといけないので、あまり現地の人たちがやりたがらない賃貸を、英語の練習も含めて、やりまくろう!ときました。

賃貸は、安いながら、比較的すぐに収入につながりますし、幸い、トロントは、分譲マンションも多かったので、日本でマンションの売買ばかりやっていた私にとっては、得意分野でした。
他社の賃貸募集中の物件、つまり、専門用語いう先物物件を、自社のサイトのとにかく片っ端から掲載することから始めました。そうすると、他の不動産営業は、賃貸はあまりお金にならないのでやらないため、もう問い合わせが1日5件とか10件とか、もうバンバンなりまくって。Emailでの対応は、定型文があったので、時間は掛かるものの、なんとか大丈夫でした。
ただし、電話対応ですね。これが、もーーー、大変です。全然、何を言ってるかわからない!

そこで、コールセンターで使っているように、ヘッドギアを購入し、もう最高品質の音で両手が使える環境で電話することや
何百回も電話していたら、英語も何パターンか言うことは限られていたため、スクリプトを書いて、机の前にはって、それを読み上げたり、そんな感じで、賃貸をバンバン回していきました。

そんな感じで、なんとか月3-4本ぐらい契約をとれるようになり、1契約あたり大体700-1000ドルの報酬だったので、2000ドルとか3000ドルがぎりぎり稼げる!くらいに成長しました。
なので、初年度は年収200-250万くらいしかなかったと思います。
本当に生活もきつかったですし、でもこの経験をしたことが、現在に繋がっているのかな?と思ってます。

【3】.今だから話せる面白エピソード

不動産屋さんは、みなさん、面白エピソード絶対あると思いますが、今日はとても印象深い2つご紹介します。

1つ目が、走ってマンションを案内していたという恥ずかしいエピソードです。

トロントは、地下鉄やインフラはある程度整っているので、全然、車がなくても生活できるのですが、やはり不動産業となると車は必須です。
ただ、車を維持できるほどの収入がなかったため、最初は電車と徒歩で案内をしてました。
途中から、これは無理だと思って、分譲マンションが密集しているエリアに限定して、走って物件見学の案内をしてました。
お客さんはほぼ100%車なので、たとえば、3-4物件を一回に見せる場合は、最初の物件が終わったら、じゃ!みたいな感じで、お客さんが車を取りにいっている間に、ダッシュで次の物件に向かったりしてました。
お客さんに、車もってない!なんて、気づかれたらめちゃくちゃひもじーーと思って、もう必死でした。
それでも、なんとか成約できたので、これは本当にいい経験をしました。

2つ目の面白エピソードが、真冬の物件案内で、外に取り付けてあるLock Boxが凍って開かなくて、お客さんに迷惑をかけてしまった件です。

トロントは、実は一年の半分くらいが冬で、雪もめちゃくちゃ降ります。
募集中のマンションのお部屋の鍵は、管理している不動産会社の営業が、Lock Boxと言われる、鍵のBOXをマンションの金網に引っ掛けておいて
名刺を送ると4桁の暗証番号を教えてくれて、その鍵でお部屋を案内するというシステムでした。

ただし、冬になると、このLock Boxがカチンコちんにこおおってしまうことがあって、そとの気温がマイナス20度とかで、素手で開けようとしたのですが
もう絶対に開けられない感じで凍ってしまい、せっかくきてくれたお客さんに、今日は無理だ!と謝ったら、幸いにも優しい方でキレられはしなかったんですが
そこがよりによって、一番気になっていた物件だったらしく、翌日の再アポで、また現地に来てもらうことになったというエピソードでした。

まだまだ失敗談はたくさんあるのですが、今日は2つだけお届けしました。
また、いつか友達の不動産営業を読んで、不動産業失敗談を是非暴露していければと思いますので、期待してくださいね!

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